吉野家が低糖質の「ひとり飯」 ライザップと共同開発「牛サラダ」を食べてみた

吉野家の新商品「牛サラダ」(撮影・吉野太一郎)

「ひとり飯」の定番とも言える吉野家の牛丼。しかし女性は何となく店に入りにくい、というこれまでのイメージを覆そうと、同社は新商品「ライザップ牛サラダ」の販売を始めました。トレーニングジムを展開するRIZAP(ライザップ)と共同開発し、低糖質、高たんぱく質をうたっています。5月9日の全国発売に先駆け、前日に東京都内であった記者発表会で試食しました。

新商品「牛サラダ」を紹介する吉野家の伊東正明・常務取締役(撮影・吉野太一郎)

新商品はサラダの上に牛丼の具が載っています。「サラダ」と銘打っていますが、吉野家で販売している小皿のサラダとは違い、メインディッシュとしての位置づけです。

糖質を減らすため、コメは一切入っていません。「血糖値の上昇を抑え、筋肉のもととなるたんぱく質を効率的に摂取できます」とライザップ統括トレーナーの幕田純さん。

吉野家の新商品「牛サラダ」(撮影・吉野太一郎)

牛丼の並盛と比べ、牛肉の量を3分の2程度に抑え、鶏肉や豆類をトッピング。カロリーは牛丼並盛より3割減の430キロカロリー、糖質は8割減の約12グラムに抑えました。逆にたんぱく質は並盛の1.5倍。野菜は厚生労働省が推奨する1日の摂取量(350グラム)の3分の1が、1杯でとれます。

ただ、糖質は人間の生命維持に不可欠な栄養素。ご飯ゼロはさすがに極端では…という気もしましたが「牛丼のタレなどにも糖質が含まれています。1日の糖質摂取量を50グラムに抑える、ライザップの減量メソッドを完全に再現した商品」(幕田さん)とのこと。

新商品「牛サラダ」を食べる吉野家の伊東正明・常務取締役(撮影・吉野太一郎)

背景には健康志向の高まりが「牛丼離れ」の一因になっているという危機感もありました。「『最近、吉牛行かないな』という方を、本当によく見かける。その理由の一つが糖質への懸念。幅広い層に改めて吉野家に通ってもらうきっかけを作りたい」と、吉野家の伊東正明・常務取締役は話します。

「低糖質ブーム」の火付け役でもあったライザップに、吉野家側から提携を持ちかけ、約8カ月かけてメニュー開発を続けてきました。

吉野家の新商品「牛サラダ」を食べる女性(撮影・吉野太一郎)

カウンターに座って一人で食べるのはちょっと気が引ける、という女性にも配慮して、テイクアウトも販売します。試食会に参加したモデルの女性は「コンビニとかでも、食べるものがなくて困る。これなら太ることを気にせずに食べられそう」。

牛肉以外の部分にドレッシングをかけて頂きます。味付けは濃厚。ブロッコリーなどの野菜をバリバリ嚙んで食べるので、思ったより食べ応えがあります。ただ、比較的大食な筆者(男性、46歳)の個人的な感想は「大盛りで食べたい」というのが本音。

(左から)吉野家素材開発部長の辻智子さん、RIZAP統括トレーナーの幕田純さん、RIZAPスタジオ事業本部管理栄養士の柳井美穂さん(撮影・吉野太一郎)

価格は540円(税込み)。残念ながらメニューに大盛の設定はありませんが、牛皿や卵を別料金で追加オーダーすることは可能。1年間の販売期間中に「お客様のご意見を聞きながら、小幅な見直しもしていきたい」(伊東さん)とのことです。

 

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