「地球の歩き方」編集者が大人の男にすすめる「海外ひとり旅」とは?

「地球の歩き方」編集者が大人の男にすすめる「海外ひとり旅」とは?
『大人の男海外ひとり旅』(ダイヤモンド社)

海外旅行ガイドブックの老舗『地球の歩き方』の編集者が、旅の本を出版しました。タイトルは『大人の男海外ひとり旅』。旅のきっかけの見つけ方から情報収集・手配、旅支度、トラブルへの対処方法まで、おもに50〜60代の大人の男性が、ひとりで海外を旅するために必要なことがQ&A方式で紹介されています。旅のベテランが、今、なぜ「ひとり旅」を勧めるのでしょうか。

男性のひとり旅、実は少ない

「海外旅行に限定すると、旅先では女性のひとり旅やグループ旅を多く目にしますが、男ひとり旅やグループ旅は数が少ないんです」というのは、著者の伊藤伸平さん。

JATA(日本旅行業協会)の統計資料における海外渡航者数は、男性が女性を上回っています。しかし、実は海外出張などがかなりの割合を占めているのではないか、と言います。

「男性が中年以上になって、いざ海外へひとりで出かけようと思ったとき、実際に自分で手配をしたことがないために、どうやって旅を組み立てたらいいのか迷うことが多いという話を聞きます。そうした人たちのために、僕自身が行っている旅の手配方法を紹介してもいいのではないかと考えました」

とはいえ、いきなり「ひとり旅」というのは敷居が高いのでは?

「ひとり旅と言っても、旅の間、さまざまな人との交流があります。飛行機で隣になった人と話をするかもしれないし、現地でタクシーに乗ったら運転手が話し好きだったりすることだってあるかもしれない。『現地発着ツアー』でしか行けないような場所であれば、そのツアー中に行動を共にするガイドや他の旅行者と話します。ひとり旅は、ひとりでいることとは違うわけです」

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著者の伊藤伸平さん。オーストラリアにて。

では、ひとり旅の魅力とは何でしょうか。

「旅先での行動を、自分ですべて決められるのが一番大きな利点。誰かと一緒にする旅では、たとえそれが家族であっても、相手の意向を少しは気にかけます。でもひとり旅の場合、その旅の間はずっと、何をする、どこへ行く、どんなものを食べる、などすべてが自由です。自分の興味のない見どころは、スキップしたってかまわないのですから」

この本の中に、「旅立つきっかけは何だっていい」「あれこれ考えず旅に出る」という言葉があります。

「もし『やりたいことが今は見つからない』」というのなら、行き先もアバウトに決めて、まず旅立ってみるのがいいかもしれません。旅することで、ひとりで楽しむ『やってみたいこと』を発見できることもあると思います」

DANRO読者におすすめの「海外ひとり旅2選」

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『大人の男海外ひとり旅』に掲載されている「今、こんな旅がしてみたい 大人の男海外ひとり旅50」マップ

本には、「今、こんな旅がしてみたい 大人の男海外ひとり旅50」と題して、伊藤さん自身がしてみたい「50の旅のリスト」が掲載されています。この中から、DANRO読者におすすめの旅を2つ選んでもらい、理由も教えてもらいました。

(1)フランスのボルドーでワイナリー巡りをして、お気に入りの1本を見つける

「ボルドーに限らず、ブルゴーニュでもローヌでも、あるいはイタリアのピエモンテやトスカーナでも、さらに言えばアメリカのナパバレーでも、オーストラリアのバロッサバレーでも構わないのですが、自分が本当に好きと思える1本のワインを探しに行く旅はおすすめです。

ひとりなら、1つのワイナリーでじっくりと試飲しながら、時間をかけて好きなワインを探すことができる。時間を気にせずにテイスティングして、香りや口に含んだときの味、飲んだあとの余韻を楽しむと、さまざまな感覚が刺激されて、自分自身の知らなかった感性が花開くこともあると思います」

(2)ドライブでアメリカの絶景が集まるグランドサークルを巡る

「グランドキャニオンやホースシューベンド、モニュメントバレーなど、アメリカの絶景が集まるグランドサークルは、ドライブ好きなら憧れるドライブルートです。しかもロサンゼルスを起点とすれば、あの『ルート66』も一部走ることができます。『(Get your kicks on)route 66』をかけながらハンドルを握るのは、僕と同じ50代、60代の男たちにはたまらないのではないでしょうか。もちろん車内で大声で歌っても、誰も文句を言う人はいないですから」

この本を読んで、ぜひこれから「旅中毒」という病にかかってみてはいかがでしょうか。

 

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