「日本にカジノできても行かない」が半数以上 旅行サイトのアンケート

写真はイメージ(提供:エアトリ)

ルーレットやポーカー、ブラックジャックなどのゲームでお金を賭けて遊ぶ「カジノ」。今年7月に国会で「カジノを含む統合型リゾート(IR)実施法」が成立し、日本でもカジノの導入に向けた動きが進んでいます。大阪や横浜など複数の地域がIRの誘致を検討しています。

こうした流れのなか、旅行サイト「エアトリ」がカジノに関するアンケートの結果を12月上旬に発表しました。国内にカジノができたら遊びに行くか――そんな問いに対して、半数以上が「遊びに行かない」と回答。一方で「カジノに遊びに行く」と回答した人は14.7%のみという結果となりました。

半数以上が「国内のカジノには行かない」

アンケート調査は11月20~25日、「エアトリ」の会員向けにインターネットで実施されました。対象は10代~70代の男女1021人です。

「国内にカジノができたら、遊びに行きますか? 」という質問に対しては、「行く」が14.7%、「行かない」が55.9%という結果になりました。

カジノに「遊びに行く」と答えた人の自由回答では「ゲーム大国日本ならではのゲームを開発して欲しい。ギャンブル性よりアミューズメント性に期待」(40代男性) といった意見がありました。海外とは違った日本独自のカジノを期待する声があるようです。

逆に「行かない」と答えた人の自由回答では「海外で行くのは海外旅行でテンションが上っているから。日常には馴染まない」(50代女性) という声がありました。「カジノは海外旅行で行くもの」というイメージがあるようです。

さらに、男女別で見ると「カジノに行く」と答えた人は、男性では18.5%、女性では7.7%となりました。女性よりも男性のほうが、日本版のカジノに関心を持っているといえます。

「カジノはレジャーの一環」

「海外旅行先のカジノで遊んだ経験はありますか?」という質問の回答に対しては、「遊んだことがある」が62.7%と高い数値になりました。回答者は旅行サイトの会員なので、旅行好きの人が多いと考えられますが、半数以上の人が経験者である結果となりました。

カジノ経験者の「カジノに行った理由」は、「旅行先にカジノがあったから」(51.1%)が最も多く、2位が「日本国内では体験できないから」(49.5%)でした。

つまり、カジノを「旅行先のレジャー」と捉え、「海外で非日常的な体験をしてみたい」と考えている人が多いようです。エアトリは、こうしたイメージのために、海外での利用経験者が多いにもかかわらず、国内での利用意向が低くなっているのではないか、と分析しています。

また、カジノに行ったことがある国や地域は「韓国」(51%)が1位、「マカオ」(48%)が2位と、日本から数時間で行ける東アジア圏が上位にランクインしました。3位はカジノの本場として知られる「ラスベガス」(45%)でした。

自由回答では、「韓国は買い物やグルメと合わせたレジャーの一環として楽しむ」という女性の声が多かったといいます。一方で「マカオ」は男性に人気で、本格的にカジノをやりたいという人が多いようです。

「カジノは非日常というイメージがある」

こうした結果を受けて、エアトリ広報は次のように話しています。

「国内のカジノには『行かない』と回答した人が半数以上という結果になりました。これは『カジノは訪日外国人向け』と考える人が多いからだと思います。また、予想以上に、海外のカジノで遊んでいる方が多くいました。『カジノは海外の非日常の中で楽しむもの』というイメージが強いようです」

その一方で、カジノに対するイメージは変化してきていると語っています。

「かつてカジノは賭け事で、男性の娯楽というイメージがありました。しかし、近年は女性もひとりで観光先で楽しめるアミューズメントとして捉えられているのかなと思います。『海外旅行先にたまたまあったので興味半分で行ってみた』という風に、カジュアルな感覚で遊ぶ女性は多いようです」

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