「演劇のエッセンス凝縮」 ひとりの俳優が身体と声で物語を紡ぐ「一人芝居」の魅力

「INDEPENDENT」のウェブサイトより

「最強の一人芝居フェスティバル」と銘打たれた演劇フェス「INDEPENDENT」が11月22〜25日の4日間にわたり、大阪市内の劇場で開催されます。

「INDEPENDENT」は、朗読劇やコント、マイム(無言劇)など様々なスタイルや表現手法の「短編一人芝居」を上演するフェス。大阪の小劇場「インディペンデントシアター」を拠点に2001年にスタートし、18年間続いています。毎年11月に開催しており、今回はインディペンデントシアター2ndで開かれます。

たった一人で全てを引き受ける

一人芝居といっても、多種多様。これまでに上演されたのは、会話劇、エンタメ、アングラ、アート、朗読劇、マイム、コンテンポラリーダンス、創作落語、コント、ミュージカルなどです。

来月行われる「INDEPENDENT」でも、12の個性的な作品が上演されます。時間はそれぞれ30分程度とのことです。

出演者に、若手・ベテランの区別はありません。無名であっても有名であっても、舞台上ではたった独りで全てを引き受けなければならないのが「一人芝居」。「INDEPENDENT」というこのフェスの名前は、出演者はみな「自立・独立した存在」であるという志を表現しているそうです。

開場時間にはDJが盛り上げます。クラブのような猥雑(わいざつ)さとドキドキ感が入り混じった空間になるとのこと。「劇場であって劇場でない独特な空間」だといいます。

無限の可能性を秘めた「一人芝居」

このフェスを企画した株式会社INDEPENDENT代表の相内唯史さんは、一人芝居の魅力を次のように語っています。

「一人芝居は無限の可能性を秘めた演劇形態です。たった一人の俳優が、その身体と声によって、空間と時間、存在しない相手や現象を生み出し、物語を紡ぎます。演劇のエッセンスがもっとも凝縮されています。そんな一人芝居を広めたいと思っています」

また、相内さんは普段演劇を観ない人に対して、「来場してほしい」と呼びかけます。

「演劇ファンだけでなく、普段あまり演劇を観ない方にもご来場いただけたらと思っています。一人の出演者をずっと追いかけていけば、物語や心情をとらえやすいので、観劇初心者におすすめです。また、1ドリンク付きで、クラブDJが盛り上げる空間演出をしているため、劇場という場所に敷居の高さを感じる人でも、気軽に楽しんでいただけるかと思います」

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