北川景子さん「報道には必ず偏りがある。鵜呑みにせず見極める目を」

北川景子さん「報道には必ず偏りがある。鵜呑みにせず見極める目を」
テレビドラマ『フェイクニュース』でネットメディアの記者を演じる北川景子さん

女優の北川景子さんがネットメディアの記者を演じるテレビドラマ『フェイクニュース』の試写会が10月11日、東京・渋谷のNHK局内でありました。

北川さんは試写会後、ネットニュースをどう見ているかという記者の質問に、「報道とか情報というものには必ず偏りがあると認識している」と回答。「鵜呑みにせず、踊らされないように」と、報道の内容を見極めることの重要性を語っていました。

【写真特集】ネットメディアの記者を演じる北川景子さん

NHKの単発ドラマ『フェイクニュース』は、『逃げるは恥だが役に立つ』『アンナチュラル』(いずれもTBS系)といった人気ドラマを手がけてきた脚本家・野木亜紀子さんによるオリジナルドラマ。10月20日夜に前編、27日夜に後編が放送される予定です。物語は、北川さんが演じるネットメディア「イーストポスト」の女性記者がフェイクニュース(偽ニュース)と格闘する様子を中心に描かれます。

「この題材に手を出したことを何度後悔したか」。野木さんは脚本作りのためのリサーチの苦労を振り返りました。その甲斐もあって、ドラマでは、PV(ページビュー)を過剰に評価したり、ネットで拡散させるために扇情的な見出しをつけがちであったりといった「ネットメディアの裏側」が緻密に描写されていました。DANROでコラムを執筆している安藤健二さんも「ネット検証」のスタッフとして、この作品に関わっています。

北川景子さん

「私も騙されたりとか、信じてしまったニュースもある」

記者を演じるのは初めてだという北川さんに対しては、試写会後に記者から「ニュースやネットニュースというものに対する考え方や見方が変わったところはありますか?」という質問が投げかけられました。

北川さんは「私はこういう業界(芸能界)にいて、ニュースのトピックスにあがることも経験しているので、この作品をやったから変わったというのはあまりないのかもしれない」と返答。そのうえで、「早くからフェイクニュースというものがあるということも身をもって知っていましたし、私自身、非常に慎重な性格で、マスメディアの報道とか情報というものには必ず偏りがある、と認識している人間です」と語りました。

続けて「同じ事柄や事件を取り扱っても、報じるスタンスとか、切り込む角度というものがメディアによって変わってきます。そのことに幼いころから気がついていたというか、社会科の授業でも勉強すると思うんですけども、目にした情報を鵜呑みにしないことと、聴き比べてみるとか見比べてみて、どこが報じていることが一番真実に近いのかということを、取捨選択して見極める目を持つことが大切なのかなと思ってきた」と話しました。

その一方で「私も騙されてしまったりとか、信じてしまったニュースもある」と、フェイクニュースであることに気づかなかった過去について口にしていました。

「『ネットが怖いんじゃない。取り扱う人間の問題なんだ』というところが作品のメッセージでもあると思いますから、そのあたりのことがあらためて感じられました」と、このドラマを通じて感じたことをまとめていました。

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