剛力彩芽さんも「月に行くチャンスがある」ZOZO前澤社長・会見全文(下)

ZOZOの前澤友作社長

「月周回旅行」の契約を米国のスペースX社と結んだZOZO代表の前澤友作社長(42)。10月9日に東京・有楽町で開かれた記者会見で、さまざまな質問に答えました。

女優の剛力彩芽さんと交際していることを明かしている前澤社長。記者からは剛力さんとの交際状況や今回のプロジェクトの参加の可能性についても質問がありました。

会見全文(下)を紹介します。

ツイッターでは「感情的になった失敗もある」ZOZO前澤社長・会見全文(中)

剛力さんとの交際は順調

質問(日刊スポーツ・村上)何でも聞いてくださいとおっしゃったので、聞かせていただきたいのですが、交際中の剛力彩芽さんは当初、アメリカで発表された時はメンバーに入っていないという報道がありました。剛力さんの周辺の方も行かないだろうと見通しを語られていた。現在の交際状況も含めて、月旅行参加の可能性はあるのか、教えてもらえませんか?

前澤:アーティストさんもそうですが、僕以外のお連れする方はまだ一人も決まっておりませんので、もちろん決まっていません。本人は当然このプロジェクトを知っていますし、大変興味を持っています。

ぶっちゃけ「私も行きたい」と本人も言っていますが、ご存知の通り、今回のプロジェクトは大きなミッションというか、それぞれのアーティストがそれぞれの役割を担って、キュレーターである僕自身もホストとしての役割を担って行きますので、ただ楽しんでいく旅行とは違うわけです。

彼女に何らかの役割やミッションがあって、それを全ての船員が受け入れてくれるのであれば、彼女にも行くチャンスはあるのではと思っています。私たちは極めて真面目にやりたいと思っております。交際状況は順調です。ありがとうございます。

質問(テレビ朝日・シン)先ほど「#dearMoon」のプロジェクトの中で、前澤さんの夢は「世界を平和にすること」とおっしゃってましたが、ビジネスを始める前から思っていたことなのか? ビジネスを拡大して行く中で、色々な経験を重ねる中で醸成されたものなのでしょうか?

前澤:昔から「平和がいいのにな」という思いは強かったです。特に中学生・高校生くらいの思春期ですね。その頃、パンクロックなど激しい音楽を聞いていた時期がありました。音楽はすごく激しいのに、すごく「平和がいいじゃない」という歌詞のバンドが多かった。そういうものに影響を受けましたね。

見た目はやんちゃな人たちがやっている音楽で、音もすごいラウド(大きい)でうるさいんだけど、言っていることは「みんな仲良くしようよ」「リスペクトイーチアザー」とか「ユナイテッドアズワン」とか、「みんなで一つ、やっていけばいいじゃない」という方々が多かった。それにすごく影響を受けました。

その後、自分もバンドをやったり会社をやったり、という風になりますが、何よりも2001年9月11日に起きたアメリカの同時多発テロを見たときに、自分の思いは固まりましたね。二度とこんなものを見たくない。二度とこんなことが起きない世界を作っていくために、自分ができることがもし何かあるのであれば、それに全力を捧げたいと思いました。

そのときに会社の企業理念、つまり会社のやりたいことは「世界を平和にすること」だと。現在は「世界中をかっこよく、世界中に笑顔を」という企業理念を出して事業活動をしていますが、その背景にあるのは「みんな仲良くなろうよ、平和がいいじゃない」という強い思いです。

質問(フリーランス・林)前澤さんのプロジェクトは、民間宇宙ビジネスを推進する非常に大きな貢献だと思いますが、日本でもたくさんの宇宙ベンチャーがあります。そういう現状や、人類の宇宙進出に対してどんな考えをお持ちなのか、お聞きしたいです。ZOZOSUITSのテクノロジーで宇宙服の開発も考えているのでしょうか?

前澤:宇宙業界全体を盛り上げたいです。もちろん、日本にもたくさんある宇宙に関連するベンチャー企業のみなさまに会う機会も増えてきました。僕が言っているのは、「こういう形で行くことになるので、どこか僕をうまく使って御社のビジネスを盛り上げてもらっても構わないので、何か協力できることがあれば言ってくださいね」ということです。みんなでうまく盛り上げたいですね。

宇宙に何があるのか。正直僕にもわからないですし、人類にとってどういう役割を担うのか。よくまだわかっていないところもありますが、人が知らないこと、未知な領域に果敢にチャレンジして行く姿勢は、宇宙であれ、深い海の底であれ、同じことなのかなと思います。チャレンジする姿勢を見せられることを誇りに思っています。

イーロン・マスクさんにも、もちろんZOZOSUITSを渡して、「なんてクレイジーなアイデアなんだ」と喜んでいただきました。「これで僕の体を測って宇宙服作ってよ」ともちろん話したんですけど、「グッドアイデア」くらいでかわされました。どうなるかはわかりません。もし我々の技術がなんらかの形で宇宙に貢献できたら、大変喜ばしく思います。

職人を尊敬している

質問(ブルームバーグニュースの記者)先ほど私の同僚が買い物について質問しましたが、技術やクラフトマンシップに関して、機能にパッションを感じていられると言っていましたが、何がきっかけだったのでしょうか。また、英語の勉強は始めているんですか?

前澤:小さい頃、僕は大工さんになりたいと思っていました。特に小学生の頃、近所で家を建てていると、そこで朝から晩までずっと大工さんのお仕事を見ているくらい憧れていました。その後は「漁師になりたい」という夢になるんですけど。

とにかく、職人さんが大好きです。何が好きなのかわからないんですが、ものを作っているのを見るのがとにかく好きですね。DIYという言葉がありますが、会社のフィロソフィーとしても、とても大事にしています。

「自分たちで作れるものはなるべく自分たちで作ろう」というのは、うちの会社の特徴でもあるんですが、物流やカスタマーサービスやサーバーやプログラムやデータベースなど、普通のファッション企業がやらないことを全部やったりする考え方もDIYのところからきている。とにかく、クラフトマンシップが大好きです。

あと、たまにニュースになっていますけど、僕が家を作っていて、すごいお金がかかっているという話が出ていますけど、実際本当にそうです。なかなか終わらないんですよ。というのも、この職人さんのこの技をここで使ってほしいというのをやっているうちに、それが見たくてどんどんいろんなことをお願いしているうちに、一向に家が建て終わらない。これも好きな証拠なんですけど。

英語の勉強はしていますけど、みなさんと同じで、スマホのアプリで単語の練習をしたりしています。「話さないと聞こえないんだな」というのは、よく痛感しています。恥ずかしがらずに、積極的に自分から話す。

実はロサンゼルスの会見も、一部から「日本語でもいいんじゃない」という話もあったんですけど、「いや、恥を忍んで間違えてもいいから英語でやる」ということで、あのようにさせてもらいました。あの会見も英語の面でいろんなご意見ありますけど、恥ずかしくないし、僕は堂々とやりたいと思います。それが英語の学習の一番の近道なのではないかと信じています。

質問(日本テレビ・片山)月に行くのを決めるのは大変大きな決断だと思います。その決断をした最大の気持ちは、もともと月に行くのが夢だったのか。それとも、話題作りや知名度など、そういう点も影響しているのでしょうか?

前澤:僕が月を行くのを決めたのは、今から4、5年前のことなんですが、その月に行けるという話を聞いたときに、そこに行くことよりは、自分のメッセージを世界中に発信する大きなチャンスだと捉えました。自分のメッセージとは、さっきから何度か申し上げている「世界は平和の方がいいじゃん」と。そう言いたいだけです。

アームストロングさんが「この小さな一歩は人類にとっては大きな一歩だ」と言ったのは、世界中のみなさんが知っていると思います。同じように「世界平和のほうがいいじゃん」とライトに言っちゃうと思いますが、それをただ伝えたいだけです。

質問(フリーランス・大林)ZOZOTOWNのビジネスモデルについて伺いたいです。最近、筑波大学の落合陽一さんが日本の成長が停滞している原因の一つは、デジタル化経済になって、全部FANG(Facebook、Amazon、Netflix、Google)に代表されるアメリカにどんどん吸い上げられている。これは日本だけではなく、ヨーロッパも同じなんですが。その点どうお考えなのか。ZOZOTOWNのビジネスモデルはそうなっていないのか、教えてください。

前澤:ずばり日本の方々が得意なのはクラフトマンシップ、職人技だと思っているんです。先ほどから職人を応援したいとか、職人が作るものが好きだという話をしていますが、僕は職人さんを応援したり育てたりすることで、日本経済を盛り上げたいと思います。

今までZOZOTOWNは、ブランドさまの作られたお洋服を売らせていただくビジネスだったんですが、自分たちのものづくりもはじめました。自分たちのクラフトマンシップ、ならびに日本中で、いろんな素晴らしい技術をもつクラフトマンのみなさまを世界に紹介したいなと思います。それがこの日本経済の活力になるとも思っていますし、そこが日本の強みなんじゃないかと思います。

「月に行ったらいい仕事ができる」ZOZO前澤社長・会見全文(上)

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