モノより体験の時代 人気集める「アクティビティ」予約サイト

モノより体験の時代 人気集める「アクティビティ」予約サイト

旅行先で楽しめるレジャーや創作体験などの「アクティビティ」をインターネットで簡単に予約できるサービスが人気を集めています。パラグライダー、スキューバダイビング、農家体験などのアウトドア系から、陶芸、ガラス細工などのインドア系まで、日本各地の「アクティビティ」をネットで探すことができます。

エリア、日時、人数などを指定すると、自分の条件に合った検索結果が出てきて、すぐに予約できます。こうした「アクティビティ予約サイト」は、友人や家族との旅行だけでなく、ひとり旅の予定を立てるときに役立つかもしれません。

「体験」が求められている

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asoview!(アソビュー)のウェブサイトのトップ画面

「こうしたサービスが注目を集める背景には、モノ消費よりコト消費の時代になったことがあります」。そう語るのは、アクティビティ予約サイトのさきがけと言える「asoview!(アソビュー)」の広報・真木望さんです。「高価な物を買うよりも、どういう思い出ができるかが重要だという価値観が広がりました。近年、特に『体験』に注目が集まっています」

2012年7月にスタートしたasoview!は、アクティビティを約2万件掲載するほどの規模に成長しました。日本各地の幅広いジャンルのアクティビティから、お好みの「あそび」や「体験」を探すことができます。最近、盛り上がっているのは「ものづくり系」です。「ひとり旅ならば、陶芸やハーバリウム(オイルを入れた瓶にドライフラワーなどを詰めた植物標本)などがいいかもしれません。自分の世界に没頭できると思います」(真木さん)

ジャンルに特化したサービスも

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「そとあそび」のウェブサイトのトップ画面

特定のジャンルに特化したアクティビティ予約サイトもあります。「そとあそび」は、パラグライダーやスキューバダイビングなど、アウトドアレジャーを中心に扱っています。基本的にアウトドア経験のあるスタッフが、実際に現地に赴いて体験したものを紹介しているそうです。

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「そとあそび」のウェブサイトのトップ画面より。アウトドアのレジャーが充実

こうしたアクティビティ予約サイトを利用している30代の女性は、「自宅近くをエリアに設定して、アクティビティを探してみるのもいいです」と話します。「サーフィンのレッスンは地元の人の参加も多いです」

地域活性化にもつながる

こうしたサービスは、地域活性化の側面もあります。多くのアクティビティは、地元の小さな会社や個人が提供しているため、これまであまり情報発信されておらず、遠くにいる人には届いていませんでした。しかしアクティビティ予約サイトが出てきたことで、観光客と地元のマッチングが容易になり、新しい繋がりが生まれ始めています。

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(「TABICA」のウェブサイトのトップページ)

TABICA」は、「みんなの暮らしを旅しよう」をテーマにしたアクティビティ予約サービス。地元の人と交流を深めながら、農家やお寺の暮らしを体験することができます。「少子高齢化が進む日本の過疎地域の良いところを多くの人に体験してもらい、気づいてほしい」との思いからはじまったサービスです。

「TABICA」の広報を担当する脇屋木夏さんは「地元の方からは『おかげで地域が盛り上がった。お客さんが来るようになった』と喜んでいただくことがある」と語っていました。

どこに行きたいかではなく、何を「体験」したいかーー。それを考えながら、休日のプランを考えてみるのもいいかもしれません。

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