世界大会を戦ったコスプレイヤー「固形物になりそうなほど濃い日々だった」

世界大会を戦ったコスプレイヤー「固形物になりそうなほど濃い日々だった」
日本代表は『戦国無双』のコスプレで、真田幸村と信幸の兄弟が戦う場面を再現した

アニメやゲームに登場するキャラクターに扮するコスプレイヤーの世界一を決めるイベント「世界コスプレサミット(コスサミ)2018」が8月5日、閉幕しました。

最終日のチャンピオンシップ大会では、ゲーム『ストリートファイター』のコスプレをしたメキシコ代表チームがグランプリを獲得しました。日本代表は、残念ながら入賞できませんでしたが、メンバーのひとり「まめまよ」さん(女性)に、コスサミに参加して得たものについて語ってもらいました。

他国の代表と「腐女子トーク」で盛り上がる

チャンピオンシップ大会では、各国の代表36チームが2分30秒ずつパフォーマンスを行いました。原作へのリスペクト、衣装のステージ映えなどが審査基準となります。アクションでみせるチームがあれば、造形でみせるチーム、ダンスでみせるチームもありました。

【写真特集】各国代表のコスプレ(コスサミ2018)

ーーチャンピオンシップ大会の雰囲気はどうでしたか?

まめまよ:世界の頂点をかけて戦うので、お互いバチバチしてもおかしくはないと思うのですが、そんな感じはまったくありませんでした。互いの衣装や武器を見て、どうやって作ったのか情報交換したり、「お前らの稽古を見てたら焦ったよ……。昨日は思わず夜3時まで練習しちゃった」と、知らぬ間にほかのチームのモチベーションを上げていたり(笑)。お互いを高め合える関係になっていましたね。

世界大会を戦ったコスプレイヤーまめまよさん
閉会式では、他のチームと手をつないで踊った日本代表チーム

ーー期間中は、他のチームとも行動をともにするんですね。

まめまよ:いくつかの国の代表チームとディナーをしたのですが、たまたま女子しかいなくて、女子会みたいになったんです。どこの代表の顔が好きかとか、筋肉がいいとか(笑)。人気だったのは優勝したメキシコ代表とコスタリカ代表。オーストラリア代表のジョージアさんが「私は腐女子だから、ちょっとそういう目でも見ちゃう」と言うと、その場にいた腐女子全員が「わかる!!!!!」となって、爆笑しました。

ーー今回のコスサミの制作にかけた時間と費用を教えてください。

まめまよ:今回作った『戦国無双』の真田幸村は、半年くらいかけています。私と相方(みおさん)のコンビは、おもに相方が衣装を担当してくれていますが、『戦国無双』の衣装は形が異次元すぎて、2人で何度も失敗を繰り返しながら完成させました。

世界中に同じ趣味の「友達」ができた

ーーコスプレでは、どういうところにこだわっていますか?

まめまよ:そのキャラクターが現実の世界に現れた!と思ってもらえるよう、衣装のシルエットやディティールをたくさん観察して型紙をおこします。動きに関しては、舞台や時代劇、キャラクターショーなどを見て、そのキャラの仕草やアクションを自分のなかで練ってから投影します。

ーー1度代表に選ばれると、2年間は出場する権利がありません。3年後はどうしますか?

まめまよ:私たち日本代表は今回、1つも賞をとれず心が折れ……るわけもなく(笑)、本番が終わった直後には、相方が「次、何やる?」と燃えていて。本当にやるかどうかは3年後にならなきゃわかりませんが、私たちは止まるつもりはありません。

ーーチャンピオンシップ大会は、ご自身の人生にどのような影響を与えましたか?

まめまよ:濃厚すぎて、どろどろを通り越して、固形物になる勢いの濃い日々でした。自分の感じ方や考え方がまるで変わったというか、進化した気がしました。

世界36カ国に、少なくとも2人ずつ友達ができた。しかも自分と同じようにコスプレが大好きな友達。これって普通に生きていて、海外旅行で飛び回ってもなかなか難しいと思うんです。毎晩、みんなとご飯に行って、その後稽古をして。ひと言「やってよかった!」と、声を大にして言えます。

TAGS

この記事をシェア

合わせて読みたい