バツイチ女32歳、結婚したいと思わない5つの理由

バツイチ女32歳、結婚したいと思わない5つの理由
「結婚したいと思わない理由」はいろいろある(イラスト・古本有美)

ウェブメディア「DANRO」の人気記事「女31歳、結婚したい理由がわからない」を読みました。

かなり共感。著者のカオリさんと私は年齢がほぼ同じ。違う点は私が一度、結婚を経験していることくらいでしょうか。

29歳で離婚して、2年半が経ちました。周りは婚活したり、結婚したり、出産したりする人が目立ち、すでに結婚と離婚を済ませたのは、どちらかというと少数派。

「もう結婚しないの?」「再婚しないの?」と聞かれることもあり、その度に「今は結婚したいと思わない」的な回答をしています。カオリさんと同じで、結婚したい理由がわからない、というか、理由がないからです。

今回、バツイチ独身の立場から、「結婚したいとは思わない5つの理由」について綴ってみました。

(1)ひとりが好き

これが最大の理由です。人は好きだけど、家では基本的にひとりで過ごしたい。外で誰かと仕事なり、食事なりして帰ってきたら、家ではひとりで好きな時間を堪能したいんです。

残った仕事をするなり、趣味のプロレスや相撲の情報収集をしたり、動画サービスで鑑賞したり、本や漫画を読んだり、ひとりで過ごすときに向き合うコンテンツは山ほどあります。それが嬉しくもあり、生きている間に消費しきれないことを思うと切なくもあるんですけど。

外ではいろいろな人と会うわけなので、家では誰にも気を使うことなく、自分がそのときに過ごしたいと思った時間を過ごしたい。そんな思いが強いです。

結婚していたときは、夫婦それぞれに個室がありましたが、個室があっても共同生活をしている限り、相手の存在を気にかけてしまうし、干渉されたくないときに干渉されることもあります。

相手が家にいない限り、完全なひとりになれない日常生活は、今の私には窮屈に感じてなりません。

(2)家では楽な格好で過ごしたい

とくにこの時期は、汗を大量にかいて帰宅したら、玄関で湿った服を脱ぎ捨てて、お風呂場で足を洗い、裸足になって歩きまわりたい。

下着も取って、ノーブラでTシャツとショートパンツという、外では絶対にしない、他人には見せないラフな格好になって、締め付けていた体を開放したい。

髪の毛をクリップで留めて、おでこを全開にしたい。お風呂上がりはしばらく、全裸で動き回りたい。

普通の広さの家で誰かと暮らしていると、そういう振る舞いはできません。結婚していたときも、元夫の目があるので、適度に気を使っていました。

あのときのような「常にある程度ちゃんとした格好をする窮屈さ」を、今再び味わいたいと思わないんです。

(3)「ふたりの財布」を持ちたくない

結婚していたとき、家計は一緒にしていませんでした。光熱費や水道代、外食費、旅費などは基本的に元夫が払い、自宅でかかる食費や日用品費、雑費は基本的に筆者が払う。家賃は折半というざっくりな感じ。

互いの貯金額などの資産は口頭で話すのみ。財産は別々に管理していました。当時はそれが心地よく、もし「夫婦一緒の財布にしよう」とか提案されていたら、拒否していたと思います。

自分の収入は自分で管理したいし、一緒くたにしたくない、という思いがあります。それで言うと、私と同じ感覚だった元夫は珍しいタイプかもしれません。

大半は結婚すると、同じ財布にして管理するそうです。家電など数万円単位の買い物をする際は、話し合って決める家庭も少なくないそうです。そういうことが煩わしいと感じる私は、結婚というスタイルを選びたくありません。

(4)夫を欲しいと思わない

「(法律婚で言うところの)夫」の必要性を感じていません。パートナーはいるほうがいいけれど、婚姻届を提出して、「夫」という役割を持つ相手が欲しいとは思わないんです。

自分が働いて収入を得ていることもありますが、夫という人が高収入であってほしいとも思わないし、夫から何かを与えてもらいたいとも思っていません。

1〜2週間に1回とか、移動が多く職業的に難しいなら数ヶ月に1回会えるパートナーがいれば、それで十分です。

一緒にいて楽しかったり、癒やされたり、同じモノを見て、感じて、言葉を交わしたりする相手がいれば、心身が満たされます。それぞれ与え合うのは愛情と思いやりだけでいいと考えています。

(5)子どもを欲しいと思わない

結婚していたころ、夫婦ともに「子どもは欲しくない」派でした。でも、離婚する少し前から元夫が急に「子どもが欲しい」派に転向し、“派閥”ができたことも離婚するきっかけのひとつになりました。

当時から自分の考えは変わっていません。子どもを産みたい、という気持ちにはならずにいます。子どもが嫌いなわけではないけれど、自分が妊娠・出産することに関心が向かないんですよね。

もし万が一、「この人の遺伝子を残したい」と強烈に思う機会があれば、子どもを産むかもしれませんが、事実婚のようなものを選んだとしても、子どもは育てられます。

ただ、たとえ子どもを持ったからといって、(1)〜(4)の状況を捨ててまで結婚したいとは思えないんです。

結婚しなくても、やりがいを感じる仕事のほか、楽しく刺激的で癒やしまでも得られる人間関係やコミュニティ、どっぷり熱中できる趣味……自分にはたくさんの“面”があります。

ひとりの女性であり、編集者/ライターという仕事人であり、プロレスと相撲が好きな人であり、地元の行きつけの店で娘みたいに扱われる人であり……というふうに、いろいろな面(顔)を持っていて、それぞれの面を通じて接するヒト・モノ・コトがいろいろある。

そう考えると、結婚しなくて、ひとりでいても寂しくない。孤独な時間は望んで取りにいくけれど、社会から孤立はせず、楽しく生きていけるんじゃないかと、今は考えています。

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